もし、酸棗仁湯を服用しても熟睡出来ないなら、熟睡する体に変える別の方法を探さねばなりません。今回、1つの例をお話します。
怒りっぽくなっていませんか、よくため息をつきませんか、幾つも夢を見ませんか。当てはまる方で、舌が紅く脈が弦のように硬いなら、寝る前に期門と陽陵泉を押して揉んでみてください。眠れそうなら、竜胆瀉肝湯を服用してみてください。それでも熟睡出来ないなら、竜胆瀉肝湯を服用し、神門と内関を押して揉んでから眠りましょう。熟睡できる体に近づいていけば、竜胆瀉肝湯は中止できます。
お分かりの方もおられると思いますが、体内に熱が篭っていると熟睡出来ないのです。つまり、その熱を体外へ出してしまえば、多くの方が熟睡する体になれます。
もし、ストレスが強くイライラして眠れないようなら、その日は少量の安定剤を追加して眠りましょう。しかし、決して習慣化しないように。また、便秘があれば治しておきましょう。