便秘を治したいと考えられている方は、多いと思います。今回は、便が必ずしも硬くなく、六君子湯や補中益気湯が効きにくい便秘の治し方をお話します。
まず、太衝、期門、陽陵泉を押してみてください。痛みや違和感があれば、ストレスによる便秘の可能性が高い。麻子仁丸を服用し、痛みなどがあった経穴をしっかり押して揉みましょう。便が出やすくなると思います。しかし、大事なことは、ストレスの解消、あるいはコントロールです。経穴を揉み続け、ストレスのコントロールが出来るようになれば、便秘しない体に戻っていきます。
また、枕が変わった時(旅行や出張の時)だけ便秘になる場合もこの方法が使えます。陽陵泉や合谷などを押してみてください。薬を飲まなくても、いつものように排便出来る方法を身につけましょう。センナの入った下剤を使っていると、便秘になってしまいます。自覚はないかもしれませんが、体はストレスを感じているのです。便秘することがその証拠です。
次回は、肺病を患っていたり、デスクワークの多い方の便秘対策を考えていきましょう!
*太衝;足厥陰肝経の原穴、陽陵泉;足少陽胆経の下合穴、合谷;手陽明大腸経の原穴