40代の男性 会社員 うつ病の糖尿病患者さんが来院されました。うつ病の薬は飲みたくないので、精神科や心療内科へは行かないときっぱりと言われました。弁証すると、自律神経の乱れ(肝鬱)や内熱があり、2つの漢方薬を使って不眠の治療を始めました。
2週間後来院された時には顔面の紅潮も和らいでおり、患者さんから眠れるようになったと言われました。この患者さんには、三黄瀉心湯が体にあっていたようです。
*三黄瀉心湯は、清心瀉火、解毒、泄熱化湿の効能があり、顔面が紅潮し舌の先が紅っぽく、喉の渇きを訴えられる患者さんの不眠や多夢などに有効な漢方薬です。