朝早く出勤し、夜遅く帰宅する方がたくさんおられます。通勤時間帯の歩行を運動療法に変える方法について患者さん達と話し合ってきました。アメリカ糖尿病協会が出版している雑誌【Diabetes Care】にあった論文に多くの患者さん達が興味を示されました。以下のようなことが書かれていました。
1)いつものペースでの歩行を30分間毎日、4ヶ月間繰りしても、
・心臓も肺も強くならなかった。
・体重、体脂肪、内蔵脂肪いずれも減らなかった。
・血糖も下がらなかった。
2)3分間の通常歩行、3分間の歩行、3分間の通常歩行、----
この歩行(インターバルトレーニング)を20数分間毎日行うと4ヶ月後には、
・心臓、肺が強くなった。
・体重、体脂肪、内蔵脂肪が減った。
・血糖が下った。
患者さん達には、通勤時2ヶ所以上の区間で早く歩くように勧めています。もちろん、体調が悪い時は普段どうりに歩けばよいのです。運動は、楽しむためにあるのです。