1)- - -。この3つの病気の原因は同じなのか?
体重が5%以上減ると、多くの場合、脂肪細胞中の脂肪量も減ります。この事は大きな意味を持ちます。つまり、脂肪細胞の貯蔵能力が高まり、余ったカロリーは脂肪として、脂肪細胞中に蓄える事が出来るようになります。
食後、体内に入った栄養物は、手順通り処理されていきます。ここで、余ったカロリーは、優先的に脂肪細胞に取りこまれ脂肪に変わっていきます。もし、脂肪に変えて蓄えることが出来ないなら、糖や脂質などに変えられ体液中に蓄えられます。即ち、血糖やコレステロールが増加します。体重が減ったことで、脂肪細胞貯蔵能が高まった患者さんの血糖やコレステロール値は、以前より低い数値になっていることでしょう。これらの疾患の原因は、脂肪蓄積過多による体重増加だと思われます。
脂肪蓄積減によって、脂肪組織中を走る血管の圧迫が減ります。これは、血圧低下に繋がります。また、炎症が抑えられ、神経の緊張も減ることでしょう。これも、血圧低下に繋がります。高血圧の主な原因の1つは、脂肪蓄積過多による体重増加だと思われます。
体重が減ったのに血糖値が良くならない!他の原因を探さねばならないでしょう。その原因は糖尿病の悪化、例えばインスリン分泌能の低下かもしれません。