第1 序論
各地域に糖尿病の診断基準あり。自覚症状、血糖値、ヘモグロビンA1cをその拠り所としている。これらに目を向けても、この病気の真の姿に迫ることはできないだろう。名称が示している、尿糖にこそ目を向けるべきだと考える。その糖は、漏れているのか、捨てられているのか?この病気の真の成因を知る手がかりが、そこに隠されている。
インスリン分泌の枯渇による糖尿病があり、別に論じる。
1-1
健康人、病気なく、毎朝爽快に目覚める。朝目覚めし時、体液に汚れなきがためなり、長寿全うす。
1-2
健康人といえども、活動少なく過食すれば体重増加す。もし、節食すれば直ちに体重戻る者、体液汚れ難く、血糖や脂質など増加なく、健康維持す。もし、体重増なく、反って食欲衰えない者、糖、脂質、尿酸など増加し、時と共に体液濁る。ここに2つの種族あり、即ち、余りし栄養、(1)主に体脂肪として蓄える種族、(2)糖、脂質、尿酸などに変え体液中に蓄える種族なり。
1-3
糖や脂質に変え体液中に蓄える者、もし過食すれば嘔吐下痢、体液汚れ難く、糖尿病となる者少なし。もし嘔吐下痢せず、反って体重増なき者、体液汚れ糖尿病となること多し。
1-4
体液の汚れ、主に、食事、活動、ストレス、睡眠、薬物の中に求めるべし。
1-5
食物汚染、体液汚し体蝕んでいく。時に、糖尿病の発症、悪化に関与することあり。
1-6
夏期、昼食べ残した弁当、夕になるも腐敗せず。細菌増殖阻む化学物質など含まれしこと明らかなり。