質問しないとなかなか話してもらえないのですが、下剤を飲まれている糖尿病患者さんはけっこう多いようです。舌を診せてもらうと、細く赤くなっていたり、亀裂があったり、湿気があるような舌だったりします。詳しく聞いてみると、すっきりと便は出ていないようです。
便秘のタイプ(証)に応じて漢方薬をお渡しするのですが、熱を下すような緩やかな漢方薬をお出しするととても喜ばれることがあります。そして、血糖も下がっています。余分なカロリーを糖や脂肪、そして熱に変えることが多い糖尿病患者さんには、体に溜まった熱を下すことは体を守ることにもなるのです。