トップ  > 診療日誌  > 2型糖尿病の真の原因を知る時。その6(高血糖1)  2013, 11.25
受付時間

 9:00~12:30 

14:00~17:30


水曜は18:30まで
受付いたします。

休診日
 木曜・土曜の午後
 日曜・祝日

 
TEL
 092-752-2092

お問い合わせ先

〒 810-0001
福岡県福岡市中央区天神4-4-30
天神西江ビル1F

  • 電話:092-752-2092
  • FAX:092-752-2092

ケータイサイトQRコード

2型糖尿病の真の原因を知る時。その6(高血糖1)  2013, 11.25

 ヘモグロビンA1cが、13%から15%の間を動いていた、40代の男性の糖尿病患者さんがおられました。10数年間、自覚症状も明らかな合併症も認められませんでした。数年前、一大決心されたようで、独自に判断され食事療法と運動療法を始められていました。以前から使われていたインスリンなどの薬物療法は、そのままでした。それでも、ヘモグロビンA1cは低下していき、3ヶ月で8%台まで改善していました。しかし、直ぐに糖尿病性合併症(眼底出血、神経障害など)が現われてきました。実は、長い間高血糖であった患者さんの血糖を急激に下げると、眼底出血などの合併症が現れるのは、そう珍しいことではないのです。
 一般には、“合併症を防ぐために血糖を下げましょう。”と言われています。では、なぜ血糖コントロールが著しく改善したのに、合併症が現れたのでしょうか?極めて高い血糖値が続いていても、なぜ自覚症状も合併症も現れなかったのでしょうか?
at 2013/11/25 18:10:06