60歳近くの男性の糖尿病患者さんにお話をお聞きしていた時、“時々、どうしようもなく食べたくなる時があります。食べ過ぎてしまいます。”と言われました。いつもお話しすることがあります。“病気の場合と、病気ではない場合があります。よく理解して下さい。きっと、異常な食欲はなくなります。”
病気ではない場合は、多くは栄養が足りない場合です。この場合は、足りない栄養を含んだ食事を食べなければいけません。カロリーが不足している場合は少ないことは、知っておいてください。病気の場合で一般的なのは、食事の時に脳が満足してないためと思われます。対策は簡単です。まず、ある程度の我慢が必要です。そして、正しい食べ方(食べる順序、よく噛んで食べる、楽しい食事をする、---)を心がけることです。続けることで、徐々に満足感が出て来ます。実際には、2つが組合わさっている場合が多いものです。---必要な栄養が足りていない。脳もなかなか満足してくれない。