アメリカ糖尿病協会の月刊誌、 “Diabetes Forecast”の3月号に「BUILDING A BETTER PANCREAS」と題する記事があります。高血糖と低血糖に悩まされている1型糖尿病患者さんは多いと思います。人工膵臓は、1型糖尿病患者さんにとって、自分が糖尿病であることを忘れさせてくれるかもしれません。数十年前から、実験用の人工膵臓は使われています。しかし、連続血糖測定器、インスリン注入ポンプ、血糖値の変動を正確に解析するプログラムなどが進歩したおかげで、3~4年後には多くの患者さんが使用出来るようになると書かれていました。
3つの装置からなる1つの人工膵臓が示されています。腹部の皮下に埋め込まれた連続血糖測定器、プログラムを内蔵したスマートホン、インスリン注入ポンプとグルカゴン注入ポンプ。これらが無線でつながっており、電線などはありません。