糖尿病論;第4 低脂肪非低筋肉、非低脂肪低筋肉 4-49~4-53 治療を論じる 血糖を下げる時1 2015, 12.8
4-49
高血糖、体重減じ、尿ケトン体陽性、インスリン使用ためらう事なかれ。インスリン枯渇なき時あり。インスリン治療後に体液の汚れ改善、今後のインスリン治療の必要性考慮せよ。体液汚れし訳、探すこと必須なり。
4-50
高血糖、体重変動無く、尿ケトン体少なし、もしインスリン拒む者あらば、SU剤考慮せよ。高血糖、その訳探ること、忘れることなかれ。
4-51
薬物治療、血糖降下作用強く、副作用少なく、使用経験長く安き薬選ぶべし。SU剤、作用強く安し、然るに体重増やし低血糖起す力あり。労すること無く防ぐこと可、故にインスリン作用低下ある時、SU剤使用考えよ。
4-52
著しき高血糖、ケトン体強陽性、然るにインスリン治療後、薬物不用の者珍しくなし。その訳、必ず探すべし。その所以は、探さねば、治療うまくいくこと無きがためなり。
4-53
HbA1c、10%以上をもって、薬物使い急ぎ下げること愚かなり。その体、高き状態に適用しようともがいていること知るべし。速やかな血糖降下、体適応できず、害されること必然なり。視力低下、足のしびれや痛み、タンパク尿など現れること多し。証に隋いて治療せよ。薬物、良き選択と良き使い方するも、十分とは言えず。如何に食べ、如何に活動するか、体得させること必須なり。
at 2015/12/08 18:12:00