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糖尿病論;第5 低脂肪低筋肉 5-25~5-31 便秘を治す 2016, 5.2

5-25
 野菜摂取少なく、刺激物や乾物好んで食す。通過悪くなり、便硬くなり、便秘となる。食生活改善必須なり。大黄と支溝押せ。
 高齢に伴い腸乾燥し、便秘となる糖尿病患者あり。運動指示し、麻子仁丸与えよ。
5-26
 毎日便通あり、然るに旅行中便秘となる。眠る前に、太衝と期門押せ。半夏厚朴湯と麻子仁丸服用するのも宜し。
5-27
 慢性肺病の者、便秘すること多し。原疾患治療し、補中益気湯と少量の下剤か麻子仁丸与えよ。
5-28
 疲れやすい、汗が出る、排便後の爽快感なし。脈を取ると弱、下剤を与える事なかれ。便秘と下痢を繰り返すことになる。六君子湯服用し、合谷と上巨虚を押せ。脱肛ある者、補中益気湯服用し、百会押せあるいは灸せよ。
5-29
 口喉乾き、寝汗をかく。脈を取れば細数で、便硬し。下剤服用すれば、便秘さらに悪化す。六味丸と麻子仁丸服用し、太渓と昭海を押せ。
5-30
 尿、特に夜間に多く、手足に冷えあり。脈を取れば沈遅、下剤服用すれば、下痢止まらず。塩酸ロペラミド与えよ。下痢止みし後、八味地黄丸と麻子仁丸与え、太渓と命門温めよ。
5-31
 出血すること多く、動悸やめまいありて便秘を訴える。脈を取れば細、舌を診れば淡、潤腸湯与えよ。
at 2016/05/02 10:38:57