糖尿病論;第5 低脂肪低筋肉 5-20~5-24 しびれや痛みを治す 2016, 4.12
5-20
足底の熱感、夜間に強く、時と共に消える事多し。然るに、消失も軽減も無し。脈細数、舌痩紅なら、漢方薬有効なり。六味丸と滋陰降火湯、疎経活血湯など組み合わせて使え。効果弱ければ、少陰腎経の経穴を刺せ。
5-21
両足の痛み強く、眠れない。鎮痛剤は無効なこと多く、抗痙攣剤や抗欝剤有効なこと多し。
痛みの原因残存するため、再発多し。脈渋、舌質暗などあれば、頑固な痛みでも消せる可能性あり。漢方薬や末梢循環改善薬など使い、痛む部位の属する経穴を押せ。
5-22
両足に、じんじん、ピリピリするようなしびれ感、自覚する者あり。治療し難し。血行障害長引き、栄養状態悪化したためなり。
循環と栄養状態改善すれば、徐々に症状消えていく。太衝と合谷を刺せ、治療効果高まる。
5-23
足に傷、然るに痛みなく気ずかず。治す事難しきため、足のケアから始めよ。
5-24
手足の冷感、しびれ訴える者あり。足先、氷のように冷たければ、ブシ湯与えよ。
at 2016/04/12 13:28:19