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漢方薬が糖尿病、高脂血症を治す時(4) 2013,8.6 

 糖尿病の患者さんの検査で検尿は欠かせません。以前から気になっていたのですが、尿潜血が陽性の患者さんが意外と多い。悪性疾患は否定出来るので、体質ですと患者さんには説明していました。これで良かったんでしょうか?中医学の書物を見ると、淋証の中に血淋があり、熱淋の甚だしいものと考えているようです。尿潜血陽性の患者さんが多いのは、糖尿病患者さんの特徴である内熱(炎症)と関連があるかもしれません。そうだとすると、血淋の治療薬は、糖尿病の治療に役立つことでしょう。
 血淋の治療に使う漢方薬は、血熱を冷ましたり熱を小便から出す働きがあります。もし、内熱を冷ますことが出来れば、尿潜血が陰性になるだけではなく血糖値も下がることでしょう。実は、内熱は便から確実に捨てることが出来ます。寒下剤と言われる漢方薬は下剤としても使われますが、熱を下すために使われることが多いのです。便秘の治療としつかってみました。驚くことに、血糖が下がり肌もきれいになる方がおられました。次回は、糖尿病と寒下剤についてお話したいと考えています。
at 2013/08/06 18:28:09