朝食前の血糖値がいつにもまして高い時、きのう食べた食事のことをお聞きすることがよくあります。つい口が滑り、“カツ丼を食べました。”とおっしる糖尿病患者さんがよくおられます。“親子丼の方がまだ血糖の上がりが少ないですよ。”とお話しするのですが、糖尿病患者さんでも食べられるおいしいカツ丼はないのでしょうか?
2013, 10/11号のおかずのクッキングに、おいしそうなソース・カツ丼のメニューが載っていました。ウスターソース、砂糖、酒を混ぜた煮汁で煮てから卵でとじたカツを、千切りキャベツを敷いたご飯の上に煮汁ごと乗せれば出来上がりです。ものすごくおいしいカツ丼でした。
*糖尿病患者さんにご紹介するために、メユーを点検しました。
1)ご飯の量が多い(4〜5単位はありそうです)。特に女性の場合は。
男性でも、200 g以内が適量でしょう。
2)カツの量が多すぎる。80 g前後でも十分おいしく食べれます。
衣は少なめにし、なたね油でからっと揚げましょう。
3)砂糖が多すぎます(大さじ1)。大さじ2/3程度でも十分おいしく
出来ます。人工甘味料と砂糖を混ぜる手もあります。