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糖尿病からの卒業を考える。その1 2013,11.27

 西洋医学では、2型糖尿病を治すことは出来ません。糖尿病は、中医学でいう消渇と似た病態です。肺熱で咽が渇き、胃熱で食欲がおおせいになり、腎気虚で多尿になります。病期が進むと、腎陰虚となり痩せていき、腎陽虚も起きてきます。消渇は、2型糖尿病と実によく似ています。
 中医学にも、糖尿病を治す力はないようです。病位が理解されていないからです。また、皮下脂肪の異常を乗り越えても、脳の機能が大きく関与していたらお手上げです。何故なら、その詳細はほとんど分かっていないからです。しかし、どんなに困難でも治していかなければなりません。いくつかの方法があります。例えば、過体重の患者さんは、活動性を高めて適切な食事療法を行えば、糖尿病からきっと卒業出来るでしょう。進んで活動性を高めたり、ベストな食事を食べたいと思うようになれば、うまくいくんです。しかし、食事や運動療法に苦痛を感じている患者さんが多いのも事実です。漢方薬には、その実行に伴う苦痛を和らげる力があるのでしょうか!?
at 2013/11/27 19:15:05