足のむくみを治すため、牛車腎気丸をお出した80歳代の男性の糖尿病患者さんが、来院されました。“2日間飲んだら、すっかりむくみがとれました。ただ、3日後に体がふらつき気分が悪くなりました。漢方薬は、3日間しか飲んでいません。”と言われました。増加していた体重も元に戻っており、どうも薬が効きすぎたようです。
実は漢方薬をお出しする時、気になることがありました。この患者さんは、胃を切除されていたのです。少なめにはお出したのですが、それでも多すぎたのかもしれません。すっかり余分な水が抜けた体になられており、元気を取り戻されていました。
漢方薬をお出しする時は、副作用のことは考えています。
---->弁証論治が正しければ、副作用は起きません。