患者さんと主食についてお話をしていた時、“パンは、糖尿病に悪いんですよね。”と言われた方がおられました。アメリカ糖尿病協会の季刊誌 Diabetes Pro QUARTERLYによると、自分の好きな食材を使って、自分好みのメニューを作っていくことを勧めていました。ご飯よりパンが好きなら、パン食でいいんです。患者さんには、次のようにお話しました。
1)ホームベーカリーでパンが作れれば最高です。
全粒粉の小麦粉を使う。あるいは、全粒粉の小麦粉を
混ぜる。
油は、オリーブオイルかオリーブオイルとバターを使う。
2)作らないなら、
舌触りのよいショートニングを使ったパンは買わない。
バター(バターとマーガリン)を使っているパン
(出来れば全粒粉)を買う。
3)焼いたパンがお好きなら、ちょっと高めのバターを
少なめに塗って下さい。ジャムが好きなら、ちょっと
高めのジャムを薄めに塗ってください。
---健康的な食事をおいしく食べることは、
糖尿病治療に必要です。