砂糖は悪いものと考えている糖尿病患者さんが多いと思います。ほんとうでしょうか?アメリカ糖尿病協会の学術誌、 “Diabetes Care”の4月号に「Dietary Sugar and Body Weight: Have We Reached a Crisis ---- Obesity and Diabetes」と題する記事があります。そこに書かれていることは!
砂糖が、高カロリー食に含まれる場合は体重が増え、低カロリー食に含まれる場合は体重が減る。砂糖が含まれていても、総カロリーが適正であれば体重は変わらない。そして、砂糖そのものは、液体であれ個体であれ、食欲を増やしたり、満足感を減らしたり、糖尿病を引き起こしたりするという明白な証拠はない。砂糖の有無に係らず、摂取カロリーが多ければ、体重が増え、糖尿病になりやすくなるのです。
カロリーを減らす場合、まず最初に砂糖の使用量を減らすことを勧めます。その理由は、砂糖にはカロリー以外の栄養が含まれていないからです。栄養豊かな食品ではないのですが、上手に使って、食生活を楽しむことを忘れないようにしましょう。