ヘモグロビンA1cの値を過度に気にされる糖尿病患者さんはめずらしくありません。そのような患者さんには、“糖尿病の治療とは、血糖を下げることではありません。体と心の健康度を上げることです。”とお伝えしています、アメリカ糖尿病協会の月刊誌、 “Diabetes Forecast”の6月号に「Brain Exercises」と題する記事があります。
3600名の中年の男女が、30年の間にどのくらい痴呆になるかを調査した結果が述べられています。肉体的に健康的でない人達は、健康的な人達より4倍も痴呆になりやすかった。その関係の強さは、心臓病やリュウマチと同じくらいであった。健康度が落ちれば、おおいに痴呆になりやすくなる。
食事、運動療法を楽しく行えば、痴呆になりにくいようです。