糖尿病の患者さんには、後味を引く美味しい食事を食べるように勧めています。糖尿病患者さんに、“ドレッシングに砂糖か蜂蜜を少し加えると野菜サラダがおいしくなりますよ”とお話すると、不思議そうな顔をされます。美味しい野菜サラダに満足することで、食べ過ぎを防ぐことが出来ます。砂糖が問題なのは、栄養が少なく、使いすぎるとカロリー過多になりやすいからです。
アメリカ糖尿病協会の月刊誌、 “Diabetes Forecast”の6月号に、4っのサラダのレシピが紹介されています。ローストポテトのサラダには使われていませんが、トマトと桃のサラダ、キュリと人参のサラダ、シェリー・オレンジ・干しぶどうドレッシングとほうれん草のサラダには、砂糖か蜂蜜が使われています。良質の油に溶け込んだ少量の砂糖(蜂蜜)は、血糖を上げる代わりにサラダのおいしさを上げます。ドレッシングに適量の砂糖を使うかどうかは、野菜サラダをおいしくするかどうかで決めましょう。