血糖コントロールがうまくいかない時、最初に使う薬はメルビンなどのBG剤です。BG剤でコントロール出来なくなった時、追加する薬の候補を探すための試みがなされています。その結果をお知らせします。
診断日から初めて合併症が現れるまでの時間(LYs)と生活の質を考慮したLYs(QALYs)は、目標とした血糖コントロールのゴール(6.5%,7%,8%)にかかわらずほぼ同じでした。しかし、BG剤+SU剤のグループが1番インスリン依存性になりにくく、生活の質を考慮した診断日から合併症があらわれるまでに費やした医療費も少なかった。つまり、追加薬の候補としてSU剤を考えられる。
アメリカで行われた試験ですので、この結果をそのまま日本人に当てはめることは出来ないかもしれません。さらなる検証が必要ですが、SU剤は値段も安く血糖降下作用も強い薬なので有力な2番手と考えてもよいかもしれません。