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幸福感で満たされているなら、糖尿病の治療はうまくいきます。 2014,7.5

 “今日の血糖とヘモグロビンA1cはいくらでしたか?”と尋ねられる患者さんがおられます。このような質問をされる患者さんの多くは、血糖コントロールは悪くありません。“悪い数値でをありませんよ。心配しないでください。”とお答えしています。血糖を下げるために生きているわけではありません。糖尿病患者さんこそ、幸福感を満喫し、充実した人生を歩むべきです。

 アメリカ糖尿病協会の月刊誌、 “Diabetes Forecast”の2014年の7月号に、「The Pursuit of Happiness」と題する記事があります。どうもネガティブナな感情(抑うつ、恐れ、怒り、心配など)を抱くと、コレステロール、炎症、心臓病を増やし、糖尿病の治療もうまくいかないようです。もしそうなら、糖尿病患者さんが充実した人生を歩むためには、ネガティブな感情は捨て、幸せに満ちた生活をすることが大事になってきます。この記事の中で、六つの方法が提案されています。

 1)感謝の気持ちを表す。例えば、朝ベッドから起き上がる前に、5人の人に感謝しましょう。2)他の人が健康であるように望む。例えば、他の人が健康であるようにと心から望めば、あなたの心が惑わされたり悲観的な考えになることを防いでくれます。3)親切な好意を示す。例えば、ドアを開けて後ろの人を通してあげる。4)関係を築く。例えば、夕食の時テレビのスイッチを切って、配偶者や子供達と会話を楽しむ。5)家の外に出る。例えば、ちょっと外に出て散歩をする。6)嫌なことは許して忘れる。例えば、古くからの心の傷や悩みを許し忘れることでストレスが減り、血圧が下がり、ぐっすり眠れるようになり、拍動も落ち着きます。どれも難しいことではないので、実行してみませんか!

at 2014/07/05 13:58:48