糖尿病になったら、食事に興味を持つようにしましょう。食事に対する満足感が増し、食事療法がうまくいきます。きっと!
以前、患者さんに紹介した簡単で美味しい野菜炒めのメニューを、点検してみました。豚肉と冷蔵庫にある食材(キャベツ、にんじん、玉ねぎ、ピーマン)を使い、塩胡椒としょう油で味をつける簡単なメニューでした。しかし、ちょっとしたアイデアが、美味しさを作り出していました。
キャベツを炒める時に水が出ないようにするには?なたね油で肉を炒めた後に、全ての野菜を入れ、強火でさっと炒める。その後、お酒を振って1分程蒸し焼きにする。これで、キャベツを炒めることで出る水分がかなり減ります。塩胡椒と少量のしょう油で美味しさを作り出すには?少量の砂糖を隠し味に使う。この少量の砂糖が、野菜炒めの美味しさを高めます。心配しないで下さい。口に入る砂糖は、1~2g程度です。糖尿病の患者さんにふさわしい料理だと思います。
*アメリカ糖尿病協会の考え
砂糖そのものは、液体であれ個体であれ、食欲を増やしたり、満足感を減らしたり、糖尿病を引き起こしたりするという明白な証拠はない。健康的な食べ方をするなら、砂糖を特別な糖質と考える必要はない。