40代で肥満(BMI;34)の糖尿病患者さんに、尿糖の排泄を促すSGLT2阻害剤を処方しました。3ヶ月後に血糖コントロールと脂質の著明な改善が見られました;HbA1c 10.2%→ 6.9%、FPG 282 mg/dl→165 mg/dl、TCH 283→224 mg/dl、TG 163 mg/dl→122 mg/dl。おそらく、しばらくすると、HbA1cと血糖そして脂質は元に戻っていくと考えています。体重の改善が見られなかったからです、体重; 112.5 kg→112.9 kg。
患者さんと今後の治療について相談しました。“正しい食事をして活動性を上げて、体重を落としましょう。SGLT2阻害剤を飲まれていますので体重が落ちやすくなっています。5 %以上体重が落ちたら、SGLT2阻害剤の減量や中止が出来るかもしれません。”とお話ししました。この薬との相性がよければ、副作用もなく好ましい結果が期待出来ます。