糖尿病患者さんが食事をする、それは病気を学び克服していくことでもあります。牛乳を健康のために意識して飲まれている糖尿病患者さんがおられますが、当院では、積極的には牛乳などの乳製品はお勧めしていません。アメリカ糖尿病協会も、脂肪を含んだ乳製品は勧めていません。しかし、乳製品を使わないと美味しくならないメニューがあります。今月は、乳製品を使った牡蛎のクリームシチューを紹介し、健康度について考えてみます。
----- 材料(4人前) ----------------------------
・牡蛎(加熱用、400 g)・玉ねぎ(120 g)・キャベツ(100 g)・じゃがいも(140 g)・人参(80 g)・ブロッコリー(60 g)・にんにく(1片)・生姜(10 g)・バター(30 g)・小麦粉(30g) ・水(300 cc)・牛乳(200 cc)・塩(小さじ1)、胡椒(適量)
>>>準備
1)玉ねぎと人参はあられ切り、キャベツは色紙切り、じゃがいもはさいの目切り。ブロッコリーの茎はあられ切り、房は食べやすいように切る。
2)にんにく、生姜は、叩いてからみじん切り。
3)牡蛎は、たっぷりの塩水で洗い、ひだの中の汚れを取る。
-----> 作り方
1)鍋にバター、にんにく、生姜を入れて香りが出るまで炒め、じゃがいも以外の野菜を入れて塩を入れ、野菜がしんなりするまで炒める。次に、じゃがいもを加え、蓋をして弱火で10分蒸し煮にする。---途中で1回軽く混ぜ、再び蓋をして加熱する。
2)小麦粉を入れ、大きく混ぜて炒りつける。半量の水を加えて煮立て、火を強めて残りの水を入れる。煮立ったら、牛乳を加えて、塩胡椒で味を整える。
3)最後に、牡蛎を加えて火を通す。
【おかずのクッキング 2014 10/11;牡蛎のクリームシチュー】を参考にしました。
☞乳製品は、特に健康的な食品ではありません。本来、牛乳は子牛の飲み物なので、人の体に合った食品ではありません。また、ホルモンや抗生物質などに汚染されている牛乳が多いようです。
1人当たりの牛乳の量は70 ml以下、バターは8 g以下。この程度の量なら問題ないでしょう。気になられる方は、低脂肪乳を使って下さい。
☞牡蛎は、140gで1単位(80 Kcal)です。また、1単位中に食塩が1g以上含まれています。
☞チキンブイヨンを少量加えると、さらに美味しくなります。化学物質が心配な方は、家庭で作って下さい。