糖尿病患者さんが食事をする、それは病気を学び克服していくことでもあります。先月は、糖尿病患者さんに朝食についてお尋ねしました。パン食の患者さんが以外と多いようでした。そこで、今月は、アメリカ糖尿病協会の月刊誌 “Diabetes Forecast”の4月号(2010年)に記載されていたサンドイッチを紹介し、パン食の健康度について考えてみたいと思います。
----- 材料(1人前)を揃える。
・全粒粉のパン(5枚切り1枚)・水煮のツナ(60 g)・セロリ(大さじ2)・玉ねぎ(大さじ1) ・トマト(1個) ・低脂肪マヨネーズ(大さじ1) ・きゅうり(1本)
>>>準備する。
・パン;2つに切る ・セロリ、玉ねぎ;さいの目に切る ・トマト;よく水で洗って、スライスする ・ツナ;ツナ缶を開け、ツナだけを取り出す・きゅうり;水でよく洗い、食べやすい大きさに切る
-----> 料理を始める。
1)ボールに、ツナ、セロリ、玉ねぎを入れ、マヨネーズで和えてサラダを作る。
2)片方のパンの上にマヨネーズで和えたサラダを乗せ、その上にトマトを乗せる。残りのパンを乗せてはさむ。
3)皿に、サンドイッチときゅうりを乗せる。
☞全粒粉のパンは、手に入り難いかもしれません。無ければ、普通の食パンで。余力が有る方は、ホームベーカリーで作ってみてください。
☞パンを購入される時には、必ずチェックして下さい。パンを作る時、油が使われます。記載が無かったり、ショートニングが使われていたら、そのパンは買わないで下さい。オリーブオイル(たぶん、ない)かバターが使われているパンを購入してください。見つからなければ、バターとマーガリンの両方が使われているパンを購入して下さい。
☞牛乳、豆乳、野菜スープ、コーヒーなどを飲まれる方が多いと思います。ここで、牛乳には気をつけましょう。含まれている油だけでなく、汚染物質(ホルモン、抗生物質など)についても知っておく必要があります。どうしても牛乳でなければいけない方は、無脂肪か低脂肪の牛乳を100 ml以下にしましょう