インスリン分泌が枯渇していない糖尿病患者さんにとって、運動は最良の薬です。しかし、運動をするように勧めてもその気にならない患者さんは、少なくありません。その時は、2つの事を提案しています。1)通勤帯などに歩行などの運動を組み込んで、運動を生活の一部にする。2)運動してよかったと思える事を、1つは見つける。
20年近く、早朝に5km弱のジョギングをしています。休日も雨の日も休まずに走って来ました。運動が生活の一部になっており、体調もずいぶん良くなりました。時々、運動するのがおっくになることがあります。こんな時のために、2、3、4kmのコースを作っています。出かける時間に合わせて、いずれかの短縮コースを走っています。時には、歩く事もあります。運動を楽しむために、運動前の気持ちの持ち揚げ方や、運動中の楽しみ方などについても考えています。例えば、走りたく気分の時は、運動後の達成感や運動後に入るお風呂の爽快感を思い出すと、意外と走れます。