血糖値、脂質、尿酸値などと体重から、食べ過ぎが明らかな患者さんがおられます。このような時、お菓子などの間食をされない患者さんには、“ご飯が多いですか、それともおかずが多いですか?”とお尋ねする事にしています。“ご飯がおいしいです。食べ過ぎてしまいます。”とつい言われる患者さんがおられます。適量のご飯でも、味と満足感を高める方法があります。
「せん切りキャベツでダイエット&医者入らず;主婦の友社」の中に、キャベツタコライスのレシピがあります。ここに、ヒントが隠されています。一種の丼物です。ご飯の上に、せん切りキャベツを沢山乗せます。ひき肉自身の油で炒め、トマトケッチャプ、ウスターソースなどで味付けした合い挽き肉と玉ねぎを、キャベツの上にのせたおいしい料理です。ちょっとだけ手を加えるだけで、適量のご飯でも満足感の高いメニューになります。1)せん切りキャベツの量を増やし、ミニトマトを追加する。2)出来れば、白ご飯を玄米(を混ぜた)ご飯に変える。3)野菜サラダ(きゅうりだけでもOK)を最初に食べる。これだけで、食後のお腹の落ち着きも違ってきます。
このメニューの特徴は、キャベツをご飯の上に敷く事で、ボリームと美味しさを増やす。また、見た目にもおいしい料理になる。ひき肉と玉ねぎを、ひき肉の油だけで炒めることで、油の使用量を減らす。また、余分な油はキッチンペーパーで拭き取れば、健康度も上がる。よく噛んで、味わいながら食べましょう。