糖尿病患者さんが食事をする、それは病気を学び克服していくことでもあります。当院の糖尿病患者さんは、昼は弁当を買われるか、外食される方が多いようです。“自分で作った弁当を食べる習慣を、週1から始めませんか。”と勧めると、“無理です。”と言われてしまいました。そこで、弁当は意外と簡単に作れ、おいしく、糖尿病の治療にもなることをお話しました。今月は、せん切りキャベツでダイエット&医者いらず、主婦の友社のメニュー;巣ごもりハムエッグを、患者さん様に作り替えたメニューを、紹介させてください。
フライパンに少量のオリーブオイルを敷き、ハムを置き、その上にせん切りキャベツを乗せ、中央にくぼみをつけてから卵を割り落とす。次に、水大さじ2をフライパンの縁から注ぎ、蓋をして中火で5分程蒸し焼きにする。巣ごもりハムエッグを器に盛り、ケチャップをかけ、半分に切ったミニトマトを並べる。
元のメニューを変更した所があります。1)ハムがくっ付かないように、少量のオリーブオイルを使い、蒸し時間を3分から5分程度にしました。2)見た目と栄養を考えて、ミニトマトを加えました。冷蔵庫にある食材で、簡単に作れるおいしい一品です。この料理とご飯だけでも、満足感のある弁当が出来ます。また、ごはん、味噌汁、きゅうりなどの野菜サラダを添えれば、夕食にもなります。