2-18
糖尿病、尿に糖出る者多く、その理を知るべし。
2-19
日に数十グラム、体重、変わらずあるいは増加、糖の漏出にあらず、廃棄なり。糖、エネルギーを持つ、余剰エネルギーの廃棄なり。尿糖、リトマス試験紙なり。また、尿を介して、糖と共に捨てられる物あり。
2-20
長く続く尿糖、体液の汚れ減らすも、体への負担、暗示する。薬物、血糖下げ、尿糖減るも、日常生活変わらねば、その歪み、現れないことなし。
2-21
体のリセット、睡眠中に行われること多し。朝、食事せず、第2尿の尿糖チェック、リセットの有無知る術となることあり。
2-22
問い、“尿糖閾値は、170 mg/dl前後だと聞いていますが、血糖が250 mg/dlなのに、なぜ尿糖が陰性なのですか?” *尿糖閾値;血糖がある値まで増加すると、尿中に糖が含まれるようになります。その血糖値を尿糖閾値と呼んでいます。
答え、“体が、高血糖に順応したためです。ですから、すぐには合併症は起きない、あるいは増悪しないのですが、少しずつ体は蝕まれていきます。原因を正して解決しながら、出来れば薬は使わないで、緩やかに血糖を下げていけば、尿糖閾値も元に戻っていきます。
問い、“尿に糖を捨てる薬があれば、余分な物を捨てることが出来、ヘモグロビンA1cも改善しませんか?”
答え。“SGLT2阻害剤という薬があり、日常生活が変わらなければ、尿糖が増え血糖が下がり、ヘモグロビンA1cも下がります。そこで、薬を使う時の、作法を考えてみましょう。”