糖尿病論;第5 低脂肪低筋肉 5-1~5-5 インスリン枯渇へ 2016, 1.28
糖尿病長く煩いし者、ほてる時があり、冷える時もあり。筋肉も脂肪も少なし。
5-1
過食と活動不足、時流れ、インスリン枯渇へと向かう。脂肪、筋肉壊れいき、体外へ流れ出る。食後に嘔吐や下痢多くなり、下痢の後しばらく便通なし。下剤服用すれば、下痢止まらず。手足に黒灰色のシミありて、傷治り難し。
5-2
中医学にいう、糖尿病、陰液減りゆき、冬の寒さ感じ難く、午後には手足や頬ほてり、便秘がちになる。ただ薬使い、血糖や脂質の改善のみを目指す治療行えば、陽気失われ四肢冷たし。陰陽の繋がり壊れ、治療し難し。
5-3
時を待たず、インスリン治療開始すべし。法を説くも、インスリン治療強く抵抗する者あり。SU剤治療試みよ、うまくいくことあり。然るに、ケトン体増、高血糖、体重減、改善なくばインスリン治療断行すべし。
5-4
インスリン治療望まぬ者、1日1回の持続型インスリンの有効性と簡便性繰り返し説け。目標に届かねば、インスリン治療抵抗少なき者に習い、頻回注射準備せよ。
5-5
食前に超速効型、就寝前に持続型インスリン、投与始めよ。血糖測定し、食事や活動との関与理解させよ。時に、理解できぬ低血糖や高血糖起きる事あり、その訳と対策教えるべし。
at 2016/01/28 13:10:17